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沖縄フォトギャラリー
理学部キャンパス全景
上空よりドローンで撮影した理学部キャンパス全景。千原キャンパス中央には、通称「千原池(せんばるいけ)」と呼ばれる人工池があり、「球陽橋」が架けられている。琉大北口方面からは、球陽橋を渡って、徒歩で理学部にアクセスできる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による活動制限中の2020年に撮影。
沖縄のビーチ
沖縄はサンゴ礁の島である。白い砂浜は、砕けたサンゴの骨でできている。海岸には、熱帯性の海浜植物が見られる。河口域には、海水耐性をもつマングローブ植物が自生している。
沖縄のサンゴ
サンゴ礁を形成する造礁サンゴは、イソギンチャクに似た刺胞動物が無数に集まってできている。植物を体内に共生させて、光合成によってエネルギーを得ている。造礁サンゴは、エサの少ない貧栄養環境に適応した特殊な生物である。太陽光をエサにすることができる究極のエコ動物と言える。近年の海水汚染、地球環境変動により、世界中のサンゴ礁が危機に瀕している。
沖縄の海
サンゴ礁域の浅海域に海産魚種の1/4が生息している。生物多様性の基盤となることから、「海の熱帯雨林」とも呼ばれている。サンゴ礁域から数十キロの距離には、沖縄トラフと呼ばれる深海域があり、数多くの海底火山が見つかっている。深海の海底熱水噴出孔には、サンゴ礁域とは全く異なった太陽光に依存しない特異な生態系が見られる。
沖縄の桜
沖縄の桜は、春に咲くソメイヨシノとは異なり、最も寒い時期に満開となるカンヒサクラである。沖縄県の石垣島には荒川の寒緋桜自生地があり、国の天然記念物に指定されている。千原キャンパス内の街路樹を撮影。
沖縄の固有生物
琉球列島は、世界的な生物多様性のホットスポットとして知られている。ハワイやガラパゴスのような火山活動によってできた海洋島とは異なり、大陸プレートの移動によって大陸から分離して島々がつくられた。大陸から隔離された生物は、長い年月を経て島々で独自の進化をとげている。イリオモテヤマネコは、西表島の生態系の頂点に位置する肉食獣である。西表島で自動撮影。
沖縄の台風
台風は、熱帯の高海水温度域で発生し、その後、日本本土へと北上する。地球温暖化により、海水表面温度が上昇し、スーパー台風と呼ばれる規模の台風が発生している。台風被害の予防のためには、台風発達のメカニズムを知ることが重要である。写真は観測航空機から撮影された台風の目。
琉球大学1号館
第二次世界大戦の沖縄戦の際に首里城は焼失した。消失した首里城跡地に、沖縄復興のシンボルとして琉球大学が設立された。最初に立てられた第1号館は、消失した首里城をモチーフとしている。
琉球大学跡碑(首里城公園内)
2019年に火災により焼失した首里城は、1992年に復元されたものだった。1979年に琉球大学が現在の西原に移転するまでは、琉球大学首里キャンパスがあった。首里城公園内には琉球大学跡地の碑がある。
護国寺の鐘レプリカ(千原キャンパス内)
黒船による開国で有名な米国ペリー艦隊は、1853年と1854年の二回にわたり琉球王国に長期滞在している。ペリーが琉米修好条約を締結した際に、琉球から護国寺の鐘が贈られた。これをブース高等弁務官が、琉米修好百周年を記念して、複製を琉球政府に寄贈している。首里城正殿跡に設置されたが、琉球大学が首里から西原町へキャンパス移転した際に、現在の大学本部前に移設された。
ハーリー
ハーリー(爬竜)は、旧暦の5月4日に沖縄各地で行われる。ハーリー競漕によって、航海の安全や豊漁を祈願する祭りである。ゴールデンウィークに開催される那覇ハーリーは最も規模が大きい。理学部の学生でチームをつくり、ハーリーに参加している。理学部には乗船実習の講義もあり、海に特化したカリキュラムも組まれている。写真はテダコ・ハーリーの練習風景(牧港港)。
ジョン万次郎
ジョン万次郎(John Mung)こと中浜万次郎は、1851年に米国から鎖国中の日本への帰国を図り、アドベンチャラー号で琉球国へ上陸している。その後、藩校「教授館」の教授となり、岩崎弥太郎や後藤象二郎に教授を行った。洋学校「開成所」では英語講師を務めるなど、幕末および明治期の日本のグローバル人材の育成に貢献した。写真は大度海岸(ジョン万ビーチ)のジョン万次郎上陸地碑(糸満市)。
嘉陽層の褶曲
名護市の嘉陽層の褶曲は、国指定天然記念物である。露出した北部の嘉陽層を観ることが出来る。(名護市)
「琉球列島の自然解説(pdf)」114ページ参照