理学部の研究

理学部では、数理、物理、地学、化学、生物の5つの学術分野を基本単位として、大学学部教育および大学院教育、専門研究活動を行っております。理学部のカバーする学術分野は、現在の高校教育における、数学・理科に対応するものです。中には、サンゴ礁科学、生物多様性学、気象科学のように国際的に高い評価を得ているものもあります。

琉球大学理学部では、地域に根ざし、人類に貢献できる智の創出をミッションと考えております。沖縄は世界にも希な亜熱帯島嶼環境にあり、自然環境も非常に特異です。沖縄には、欧米の温帯域で発展した「従来の科学」では説明できない現象も多くあります。また、亜熱帯島嶼環境から来る特有の問題が産業界でも発生いたします。少し前に、「環境ホルモン(内分泌攪乱物質)」問題が国内外で話題になりました。生活排水や産業排水に含まれる女性ホルモン様化学物質によって、自然界の生物がメスばかりになる現象です。環境ホルモンの研究は、米国フロリダ地域でみつかり、その後、新しい学術分野に発展した例です。今では世界的研究されるようになったサンゴ礁科学も、我が国では琉球大学理学部から発展してきた新しい学術分野です。地域の伝統や知恵には、人類に貢献できる普遍的な叡智が潜んでいます。地域および人類社会の問題を解決するための研究を展開していきたいと願っております。

製造業、農業、水産業、環境保全等の関連産業および自治体、NPO等でお困りの課題の中には、お力になることができるものもあると思われます。理学部の教員へ研究を依頼したい、または共同で研究を行いたい課題がありましたら、お気軽にご相談下さい。

お問合せ

〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町字千原1番地 琉球大学 理学部 総務係
TEL: 098-895-8595
FAX: 098-895-8587
メール:rgsoumu@acs.u-ryukyu.ac.jp

研究内容情報

Nature in the Ryukyu Archipelago: Coral reefs, biodiversity, and the natural environment

数理科学科

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物質地球科学科・地球環境系

海洋自然科学科・化学系

海洋自然科学科・生物系

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