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2021年8月4日
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メダカはインド亜大陸に乗ってやって来た~メダカ科魚類の網羅的系統解析~
琉球大、東北大、長浜バイオ大、和歌山高専、神戸大、東山動植物園、OIST、農研機構、国際農研、京都大、遺伝研ら国内の13の研究機関、ならびにインド、ベトナム、ラオス、ミャンマー、タイ、およびインドネシアの6カ国7つの研究機関から成る国際共同研究チームは、世界中からメダカ科魚類を収集し、ミトコンドリア全ゲノムと5つの核遺伝子の塩基配列の解析から、メダカ科魚類のルーツに迫りました。その結果、西インドの西ガーツ地方に固有のセトナイメダカ(Oryzias setnai)が、メダカ科魚類の系統進化の中で最も古くに分岐した種であり、その他の東南アジアや東アジアの種は、全てセトナイメダカと姉妹関係にあることがわかりました。
・発表概要